正しいサプリの知識を教えてください
健康のために、ビタミンなどのサプリを飲みたいと思っています。
けれども、サプリをどうやって選んだらいいのか、どんな飲み方がいいのか分かりません。
それから、一般薬や医者で処方される薬との違いもよく分からないので、知りたいです。
最近はコンビニなどでも売っていますし、飲んでいる人も多いので、気になっています。
サプリは薬ではなく食品
サプリについて、誤解をしている人は多いです。
実は、サプリは薬ではなく、食品になります。
法律によると、たとえば、アミノ酸やビタミン、ミネラルなどを一種類以上含んでいるもののことをサプリといい、その目的は栄養補給です。
しかし、ここで混乱しがちなのは、病院でもビタミンCなど、サプリを薬と一緒に処方されることでしょう。
こういったサプリと同じ成分のものが、ドラッグストアで売っているのに、首をかしげる人も多いかもしれません。
このようなサプリは、病院のものとは含有量が異なり、病院の物は含有量が多いです。
なぜならば、病院は病気の治療のためのサプリで、市販品は栄養を補うためのものになるからなのです。
種類によって違う
サプリの選び方や飲み方は、そのサプリの種類によっても異なるので、主な具体的にご紹介しましょう。
まずは、活力の元となるビタミンBです。
このビタミンは水溶性ビタミンで、一度に吸収できる量があるので、一度にたくさん摂取しない方が良いでしょう。
限度を超えた摂取で、頭痛や神経障害が起こることもあります。
そして、夜飲むと眠れなくなることもあるので、100mgの上限量を朝の空腹時に摂ることが効果的です。
美肌や風邪予防に良いとされる、ビタミンCのサプリもあります。
腸で吸収される上限があるのが特徴で、1回飲む量が250mgを超えるといくら飲んでも効果は同じです。
そのため、少量でよいので、1日に何回かに分けて摂るようにしましょう。
そして、ビタミンDは脂肪と相性が良い栄養素で、一緒に摂取するとよく吸収されます。
そのため、ダイエットで、脂肪のあるものを食べないようにしていると、肌が荒れるのです。
ビタミンDは栄養の吸収をよくするので、免疫力を高める働きがあります。
食事の品数の多い夕食時に摂ると、いろいろな栄養素を吸収しやすくなるでしょう。
それから、カルシウムは骨の形成に関与する栄養素ですが、マグネシウムと一緒に摂った方が良いです。
なぜならば、カルシウムを単独で摂り、マグネシウムを一緒に摂らないと、血管壁の石灰化になる危険性があり、心臓や血管の疾患になる危険性があります。
それを避けるためにカルシウム:マグネシウムは1:1か1:2で摂りましょう。
また、貧血予防で知られる鉄は、マグネシウムや亜鉛などと同時に摂取すると、腸の吸収力が落ちます。
そして、オレンジジュースとの相性が良く、水と一緒に摂るよりも吸収されやすいです。
空腹時が良いので、朝食前に摂るようにしてください。