ニキビ跡にいい化粧水選びの方法が知りたいです

まずはニキビのメカニズムから

ニキビは医学用語で、尋常性痤瘡と呼ばれる炎症性皮膚疾患の一つなんです。
このうち、ニキビと呼ばれるのは、若年層のもので、一般的に成人を過ぎれば、吹き出物と呼ばれることになります。
ニキビは一般的に子供ニキビと呼ばれ、吹き出物は大人ニキビとも呼ばれています。

ニキビは、毛穴の出口がふさがってしまい、そこに皮脂腺からの皮脂や汚れがたまることで、炎症を引き起こす病気で、「面ぽう」とも呼ばれているんです。
面ぽうは、ごく小さなニキビなのですが、このまま放置していると、皮脂を好むアクネ菌が増殖し、赤ニキビになります。
さらに、こうした現象が起きた状態で放置してしまえば、膿がたまってしまい、黄ニキビに悪化してしまいます。

ニキビ跡の種類を知ろう

日本人の9割以上が、経験するといわれるニキビですが、困るのはニキビ跡が残ってしまうことですよね。
数カ所程度なら、さほど問題にもならないんでしょうが、子供ニキビの場合、同じ場所にいくつも発生する事が多いものです。
問題のニキビ跡ですが、主に三つのタイプがあり、実はできる原因もそれぞれ違っているんです。

『赤みを伴うニキビ跡タイプ』
・炎症により、毛細血管が目立って赤く残ってしまう。
『色素沈着によるニキビ跡タイプ』
・しみのように、ニキビ跡が残ってしまう。
『クレーターのようなニキビ跡タイプ』
・炎症そのものがひどく、皮膚の表面が凹凸になってしまう。

炎症後の保全には化粧水によるセルフケア

前項で、ニキビ跡の中には、三つのタイプがあることをご説明しました。
このうち、炎症の広いクレータータイプは、皮膚科などによる専門医のもとで、きちんと治療を受けることおすすめします。
ここでは、そのほかの赤みを伴うニキビ跡タイプと、色素沈着によるニキビタイプのセルフケアについて、ご説明しましょう。

『化粧水によるセルフケア』
・赤みを伴うニキビ跡タイプ
抗炎症成分を含む、アラントインやグリチルリチン酸などが有効です。
・色素沈着によるニキビタイプ
美白成分を含む、ビタミンC誘導体やプラセンタなどが有効です。
さらに、これに合わせて、セラミドとヒアルロン酸を配合した、高保湿成分入りの化粧水を選ぶと良いでしょう。

ニキビ予防にも効果がある化粧水の選び方

嫌なニキビ跡に、効果的な化粧水があることがわかりましたが、大切なのはニキビ跡の状態に合った、成分配合のものを選ぶということです。
実は、こうしたニキビ跡に有効な化粧水ですが、ニキビ予防にも効果があるんです。
特に大人ニキビの場合、乾燥による皮膚の刺激によって、大人ニキビができることも多いもの。
そこで、保湿ケアはニキビ予防に最適なんです。
まずは、化粧水の配合成分をチェックすることから始めましょう。

・肌の負担になりにくいものを選ぶ
なるべく、エタノールが入っていないもので、香料や着色料を使用していないもの。

表記によって探す場合は、ノンコメドジェニックテスト済の化粧水を選ぶと良いです。
また、医薬部外品なども、有用な成分が配合されているのでおすすめです。