婚約指輪と結婚指輪
女性にとって、あこがれの婚約指輪と結婚指輪ですが、多くの男性にとって、指輪そのものにはあまり関心が高いとは言えないようです。
婚約指輪は、結婚を約束する意味で相手に贈るもので、結婚指輪は婚姻を交わした印ともいえるものなんです。
最近は、メディアなどでも、男性が女性にプロポーズをするという場面を見かけますが、この時相手に差し出すのが、花束と婚約指輪が定番となっています。
婚約指輪は、エンゲージリングとも呼ばれ、いわば婚約記念品のようなもので、宝石のついた指輪を贈るのが主流です。
一方で結婚指輪の場合、ウエディングリングやマリッジリングと呼ばれ、日本では双方ともに、左薬指にはめるのがならわしとなっていますね。
兼用するカップルも多い
結婚指輪の場合、プラチナやゴールドが主流ですが、デザインはあまり凝らずに、シンプルなデザインが好まれます。
一方で婚約指輪の場合、給料の3カ月分といわれるほど、豪華な宝石入りの指輪を贈るのが一般的とされています。
しかしこれは、宝石会社による宣伝効果と戦略によるもので、本来これといった決まりはないんです。
しかし実際問題として、バブル期をピークとして、サラリーマンの平均年収はかなり下がっています。
もちろん働く方の中には、役職持ちで高給取りといった方もいますが、大多数は高い給料とは言えない状況があります。
結婚式の費用などにもかなりかかるため、最近では婚約指輪と結婚指輪を転用するカップルも増えています。
指輪を兼用する理由
女性にとっては、かなりガッカリですが、最近は結婚指輪を婚約指輪と兼用するパターンが多く見受けられます。
結婚式に、多大な費用がかかるというのも理由の一つですが、それ以外にもいくつか理由があるんです。
『予算的な理由』
・昨年のトレンド調査によると、婚約指輪の平均費用が34.4万円、結婚指輪はペア26.8万円とされています。
合わせると、60万円以上の負担となり、これに式の費用やハネムーン代、新居やそれに伴う家電や家具などが必要となります。
『使用頻度の少なさ』
・婚約指輪は、婚約期間中に身につけるものですが、宝石が付いていて派手なため、職場にも付けていくことはできません。
『好みのデザインがない』
・婚約指輪の定番といえば一粒ダイヤ、似たようなデザインで気に入らないことも。
兼用すればこんなメリットも
女性にとって、結婚指輪と兼用になれば、なぜか損した気分になるのは当然のことですよね。
一生に一度のことですし、豪華な婚約指輪は、友人に見せびらかすのも優越感の証です。
しかし、常につけ続けないのであれば、持っていてもあまり意味がないかもしれませんね。
そして、兼用すれば、こんなメリットもあるんです。
・費用が浮いた分、ブランドの結婚指輪を購入できた。
・豪華な宝石入りの指輪を結婚指輪にできた。
・あこがれの一粒ダイヤが結婚指輪になった。
共通項は、どれも予算が浮いたことによるものです。
兼用ですので、日常生活にも付けられる、シンプルなタイプの指輪を選ぶ人の方が多いようです。