赤ちゃんのお祝い行事について知りたい

赤ちゃんのお祝い

最近は、男女ともに晩婚化が進んでいるため、念願のわが子誕生は、両家挙げてのお祝い行事となっています。
赤ちゃんのお祝い行事の特徴は、夫婦と子供など、当事者たちだけではなく、ご両親や祖父母も招いて祝うのが通例です。
特に、初めての出産の場合、若い御夫婦はどういうふうに行事を進めてよいのやらと、ご両親に相談することが多いですよね。

両家のご両親が、同じ地区にお住まいであれば、さほど問題にはなりませんが、家や地域が異なれば風習も違い、男の子と女の子では、祝い方や祝う時期も異なります。
場合によっては、家と家とがぎくしゃくしてしまいがちですので、事前にしっかりとした確認を行っておく必要がありますね。

深刻な人口減少問題

少子高齢化が、加速しているわが国日本ですが、晩婚化も相まって、念願の赤ちゃん誕生は当事者だけでなく、両家の親族の喜びもひとしおでしょう。
昭和の初期ごろまでは、出生率は非常に高く、1925年には平均5.11人、戦後の1947年には平均4.54人で、8人家族や10人家族なども、さほど珍しいことではありませんでした。

しかし1950年代に入ると、出生率減少は顕著になり、1947年を境に大きく減少に転じていったのです。
バブル崩壊後の2005年は、最低出生率の1.26人を記録し、その後持ち直したものの2019年の出生率は1.36人と、人口減少問題はわが国最大の危機とばかり、国家挙げてのプロジェクトにもなっています。
それだけに初子は、なおさら大切に扱われるようになり、ましてやお祝いごとをやらずにいると、大きなトラブルにも発展しかねません。

赤ちゃんのお祝い行事の種類

『お七夜(おしちや)』
・生後7日目:命名式も行うのが一般的。
『お宮参り』
・生後1か月目:産まれた土地の神様にあたる神社へと、健やかな成長を願ってお参りします。
『お食い初め』
・生後100日目:100日祝いとも呼ばれ、食に一生困らないという願いを込めて、尾頭付きのタイ/赤飯付きの祝膳を用意し、料理を食べさせるまねをする儀式です。

『初節句』
・男女で異なる行事で、女の子は3月3日にひな人形を用意し、男の子は5月5日に鯉のぼりや五月人形でお祝いをします。
『初誕生』
・生後1年目:一升餅を用意しますが、地方によって作法が異なります。
また、赤ちゃんの適性や将来を占う、「選び取り」も行われることが多いです。

お祝いごとの贈り物

これまでにご紹介したように、赤ちゃんのお祝いごとは、1年の間に頻繁に行われる為、基本的には身内のみで祝うことが多いといえます。
しかし最近では、ごく親しい友人や知人との間で、こうしたお祝いごとで、贈り物をするケースも増えているようです。
そこで悩むのが、俺に対してお返しをするのか否かという問題です。

基本的には、こうした内祝いのお祝いごとは、お祝い返しをする必要は無いんです。
ただ、最低限のマナーとして、電話や手紙によるお礼のあいさつは、行う必要がありますよね。
また、もらった相手が、友人や知人だった場合、同様に相手方に赤ちゃんが生まれた際に、贈り物をすると角が立たずに済みますね。